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大家コラム

内見時の持参物

FAP

不動産内見。それは一期一会の出会いであり、まさしく小学生のクラス替え登校初日のような緊張感と高揚感があるイベント。
業者様にとっても「どんな奴が来るのか?ククク・・・。楽しみだ」状態だと思います。
そんなワクワクイベントを卒なくこなすためのマストアイテムを紹介します!

①メジャー(5m以上)
→必須中の必須。基本の接道の実測、駐車場に入る車の台数の確認や部屋の間取りの計測などを行ってリフォーム費用を計算するために必要です。建築基準法でいう「道路」とは道幅が4m以上のものであるとされています。
敷地が幅4m以上の道路に最低限2m以上接していなければ建物を建築できないため、最低4m図ることができるメジャーが必要となります。百円ショップで3mのメジャーが販売されていますが、買わないように気をつけましょう。

→ホームセンターで250円出購入した5.5mのメジャー(4m未満のメジャーは絶対に買わないこと!)

②ライト
→スマートフォンでも代用できますが、屋根裏を見る時にはもう少し光量が欲しいところ。小さくても明るいLEDライトを持参しよう。両手が空くヘッドライトを使用している人もいます。

③水平計
→傾きをチェック!(僕が見に行く物件は大体傾いていることが体感でわかるので必要ないことも・・トホホ)
水平計は長ければ長いほど正確に傾きを測ることができますが、持ち運びに邪魔になるので、段々小さいものを持参するようになります(笑)。
その場で傾き調整工事を行うわけではないので、スマートフォン大きさの水平計で十分です。

→長ければ長いほど正確に測れますが、その場で精密な調整作業を行うわけではないので、身軽な内見をするために10cmの小さな水平形を持ち運んでいます。

④作業手袋
→百円ショップ購入品で可。シンプルに手が汚れるからです。浄化槽の蓋を開けたり水道栓の場所を探し当てるまでに、築古物件では雑草をかき分け、土を掘り起こすこともあります。
黄色いボツボツが付いている布の軍手ではなく、力が入るフィット型の手袋にしましょう。迷う人は、ワークマンの作業用手袋が安くて品質も良いのでオススメです。

→手袋は消耗品なんでね。ええ、この汚さですよw

⑤除菌シート
→百円ショップと提携していないコンビニでは、小さい除菌シートやアルコール度数と値段が高いシートしか販売していません。百円ショップで25枚入りの大判ウエットシート(アルコール30%)を購入することオススメします(ダイソーと提携しているセブンイレブンで入手することが多いです)。手袋をしていない業者さんがドアや窓を開けてくれた場合は、内見終了時に除菌シートをお渡しして一緒に手を拭きながらお話すると好印象です。

⑥買付証明書と印鑑とバインダーとペン
→買付証明書はどのようなものでも構いません。「買付証明書 フォーマット 」でググればサンプルが出てくるので、それでOKです。
内見時,その場で買付を入れることで、不動産業者様に誠意と決断力をアピールすることが出来るので、必ず持ち歩いています。
自分の住所や物件名は事前に記載できますので、内見前に記載できる箇所は埋めておくとスマートです。

→なんかお洒落じゃないですか?このバインダー?

⑦スリッパ
→業者様のスリッパを使わない気遣いです。用意していただいたスリッパが足のサイズに合わないこともあるので、自分の物を持っていった方が良いでしょう。持参する場合、築古物件では何が落ちているか分からないので、少し厚めのスリッパがおすすめです。

→夏になると蒸れます・・・。

⑧マイナスドライバー
→内見にマイナスドライバー?と思われるかも知れません。しかし、畳を上げる、水道栓の蓋を開けるなど、実は地味に役立ちます。これが無いと、手が汚れたり、畳が重くて上げられなかったりします。騙されたと思って一度持って行ってみてください!

→我が相棒です。ホームセンターで数百円でしたが、使用頻度はトップクラスです。

⑨虫除けグッズ
→季節によりますが、僕が購入するボロ戸建ては、草で覆われており藪蚊も出ることが多いので、夏場はかならず内見前に虫除けスプレーを振りかけてから挑みます。
ポケットに入る小さいキャンプ用のスプレーや虫刺され薬を持っていくと◎

⑩長ズボンと長袖(あれば)と帽子
→虫除けにもなりますし、屋根裏を見る時などに膝立ちや肘を使う時に半袖半ズボンだと汚れたり怪我をする危険があるためです。また,築古戸建てあるあるですが、部屋の入口が低かったり(160cm)や予想もしない場所に柱があったりします。頭を守る上で帽子もマストアイテムです。

以上を持参すれば、クラス替えにも似たワクワクイベントを卒なくこなすことができます!
さいごに,内見時は不動産業者様とお話をしながら沢山写真を撮影しておきましょう。
(沢山内見をされる方は、google フォト等を利用し,早めに整理しないと、どこの物件か分からなくなるので注意です(笑)。)