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セルフリノベーションで失敗は当たり前?DIYはプロに依頼しよう!

空家ベース編集部

「投資用に購入した古民家の利回りを高めたい」「相続した築古空き家を収益化したい」といった方々に、セルフリノベーションが注目されています。

低予算かつ自由なデザインで建物をキレイにできるセルフリノベーションですが、実は、知識や技術がない方にはおすすめできません。利回りを高めるどころか、かえって損失を大きくし失敗に終わる可能性すらあるからです。

本記事では、セルフリノベーション失敗のメリット・デメリットや失敗事例などを紹介しつつ、失敗や後悔をしないためのコツを解説します。

この記事でわかること

  • セルフリノベーションは「費用を抑えられる」が、失敗すると「借り手・買い手が見つからず損をする可能性が高い」
  • セルフリノベーションの失敗事例として「止水栓の破損」「クロスの張り替えがうまくいかない」「想像以上に時間がかかった」などがある
  • セルフリノベーションで失敗しないためには「DIYサポートのようなサービスを使う」「物件マッチングサービスを使う」を組み合わせるのがおすすめである

古民家や築古空き家のセルフリノベーションは増えているが注意が必要

セルフリノベーションの注意点
古民家や築古空き家をセルフリノベーションする方が増えています。

セルフリノベーションとは、部屋や建物などのリノベーションを行う際、業者に依頼せず自分の手で設計・工事を行うことです。いわゆる、DIYでリノベーションすることです。低予算で建物や居室などを改装できるため、多くの古民家・築古空き家の所有者に注目されています。

しかし、素人や初心者が行うと、時間や労力がかかったり、中途半端な仕上がりで借り手が見つからなかったりと逆効果になる可能性があるため注意が必要です。

セルフリノベーションのメリット

セルフリノベーションには、主に以下の4つのメリットがあります。

  • 業者や専門家に依頼するよりもリーズナブル
  • クロスの色味などを自由にデザインできる
  • 工期の制限がない設定できる
  • DIYの知識や技術が身に付く
  • 最も大きなメリットは、費用を安く抑えられる点です。趣味に近い感覚でDIY作業を行える方は負担に感じないかもしれません。

    セルフリノベーションのデメリット

    主に、費用面でメリットを受けられるセルフリノベーションですが、実はデメリットもあります。

    セルフリノベーションのデメリットは、主に以下の5点です。

  • DIY可能な範囲の区別が難しく、役所に申請が必要なケースもある
  • 専門資格保有者でないと行えない作業がある(電気工事士など)
  • 業者や専門家に比べて仕上がりに差が出やすい
  • 特に初心者は時間や体力が必要になる
  • 大怪我につながることがある
  • 時間や体力はどうにかなるかもしれませんが、専門資格を持たなかったり、役所への申請を怠ったりすると法律違反にあたるため注意しましょう。

    また、SNSやYouTubeで紹介されているケースと全く同じ物件・建物でDIYを行うことは極めて少ないため、仕上げた後に「満足できる品質じゃない」とやり直しを余儀なくされることも珍しくありません。

    例えば、塗装やクロスの張り替えなどは素人でも取り組みやすい部類のDIYですが、完成までにそれなりの時間がかかります。DIYの難度が高くなるほど、失敗とやり直しを繰り返すことになりますが、トータルの時間と労力を考えればプロに依頼した方が安く済むケースもあります。

    セルフリノベーションで失敗するとどうなる?

    SNSやYouTubeなどで「セルフリノベーションすると高利回りを狙える」と聞いた方などは、セルフリノベーションに興味をお持ちかもしれません。

    しかし実は、セルフリノベーションで失敗すると、高利回りどころか損する可能性すらあります。

    例えば、「中途半端な仕上がりで借り手が見つからない」「作業中に足を滑らせて大怪我してしまい作業が進められない」などにより、契約締結やDIY完成までに時間がかかると、空室期間が長くなります。空室期間が長引けば、その分機会損失は膨らむばかりです。

    また、DIY作業に費やす自分自身の人件費を考慮すると、熟練した技術と知識がない場合は、DIYで安くリノベーション・リフォームできるとは言い難いのです。

    セルフリノベーションで失敗した事例・体験談

    セルフリノベーションで失敗した事例は、以下のようにさまざまです。

  • 想像以上に作業日数がかかり、工数と費用が倍になった
  • 仕上がりが汚く、何度もやり直すことになった
  • 止水栓が折れてキッチン周りが大洪水になった
  • (マンションの)管理規約に違反してしまった
  • また、実際にセルフリノベーションで失敗した方の体験談もご紹介します。

    セルフリノベーションを検討中の方は、比較的取り組みやすいクロスの張り替えでさえ、失敗する可能性があることを念頭に置いておきましょう。

    セルフリノベーションで失敗する前にプロに相談しよう

    実は、プロの業者がセルフリノベーションを手伝ってくれる「DIYサポート」という頼もしいサービスがあります。

    「DIYの知識や技術がなくて、不安」「セルフリノベーションに興味はあるけど、一歩が踏み出せない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

    リノルティ

    「リノルティ」は、立地の良いリノベ済みの既存物件の仲介と、機能性を高める小規模リノベーションをワンストップで提供する不動産デジタル仲介サービスです。

    既存物件に機能をプラスする小規模リノベーションを行い、自分のスタイルに合った、特別な物件・特別な住まい空間を作り上げることができます。

    リノベーションのカテゴリーはキッチン収納棚や洗面・トイレ収納の設置などを含む8つあり、マンションと戸建ていずれにも対応しています。

    LOHAS studio

    「LOHAS studio」はリノベーション・リフォームのほか、新築・注文住宅を提供しています。

    DIYで可能なこと、できないことをアドバイザーと相談しながら一緒に判断できるため、初心者でも安心です。また、DIYできない部分はLOHAS studioが工事の手配をしてくれます。

    ただし、サポート地域が一都三県(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)のみである点にご注意ください。

    toolbox

    「toolbox」は、DIYのデザインや設計、施工までをサポートしてくれ、塗装や床の張り替え、タイル貼りや解体など、幅広いニーズに対応しています。

    DIYの段取りや作業のやり方をはじめ、道具の使い方といったことまで丁寧に教えてくれるため、初心者やDIY未経験者でも安心してDIYに取り組むことができます。

    セルフリノベーションで失敗・後悔しないためには?

    古民家や築古物件のセルフリノベーションで失敗しないためには、事前準備が重要です。

    セルフリノベーションを成功させたとしても、そもそも需要がない物件では、収益化はおろか、リノベーション代すら回収できない可能性があります。

    そうならないためにも、リノベーションの「範囲」と「方法」をあらかじめリサーチし、「費用」の見通しを付けて、適切なプロの手を借りながら設計・施行することが大切です。そして、「借り手」または「買い手」を見つけておくと、なお安心です。

    借り手・買い手とのマッチングは「空家ベース」にお任せください

    プロの力を借りながらセルフリノベーションすることで、失敗を防ぎつつ、低予算で良質な仕上がりが実現できます。

    しかし、その古民家や築古空き家などの借り手や買い手が見つからなければ、機会損失は膨らみ、最悪の場合、赤字になってしまいます。そのため、肝心なのは、その物件を「借りたい」「買いたい」という方をいち早く見つけることです。

    「空家ベース」は、全国各地の古民家・空き家の豊富な売買実績を持つ不動産ポータルサイトです。借り手と貸し手、売り手と買い手の希望条件とマッチングする物件を紹介しています。

    物件掲載料や登録料は無料です。どなたでもお気軽に利用いただけます。「古民家を探している」「空き家を所有して困っている」など、お困りごとがある方はぜひ一度「空家ベース」にお声がけください。