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空き家の探し方を解説!あなたにぴったりの方法で見つけよう

空家ベース編集部

「築古物件を購入してリフォームして貸し出したい」「空き家投資で一定の不労所得を得たい」などの理由から、空き家の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

空き家探しにはいくつかの方法があります。一般的な賃貸物件や戸建て物件の探し方とは若干異なるため、肝心の空き家の探し方がわからず、困っている方は少なくありません。

そこで本記事では、空き家の探し方を中心に、空き家を探すうえでの注意点、購入前に考慮すべきポイントなどを解説していきます。

この記事でわかること

  • 空き家の探し方には「空き家バンク」「不動産ポータルサイト」「地元の人や不動産会社」「各自治体の空き家募集ページ」などがある
  • 空き家探しで注意すべきポイントは「空き家物件そのものや、近隣エリアに問題がないかを確認すること」が大切である
  • 空き家を購入するときは「費用負担やトラブルなどで困らないように注意すること」を念頭に置くとよい

空き家の探し方を知る前に

具体的な空き家の探し方を知る前に、価格の低い不動産(500万円以下など)は不動産会社が広告費をかけにくいため露出しにくい、ということを念頭に置いておきましょう。

主な理由は、「価格の高い不動産=需要が見込まれる不動産」に比べて売却までの期間が長く、広告費をかけても費用対効果が悪いからです。

空き家だからといって簡単に見つかるわけではない点に注意しましょう。

空き家を手放したい人は多いのか?

「空き家は売却しないでそのまま所有したい人が多いのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。

しかし、空き家を所有したまま放置するのはデメリットばかりであるため、「手放したい」「売却したい」という所有者は多いのです。

さらに、国は空き家の増加を食い止めるため「空き家対策特別措置法」を設けました。適切に管理されていない空き家を「特定空き家」に指定し、所有者に対し、罰金や固定資産税の増税などの罰則を科せるようになったのです。

このような背景から、「どうせなら空き家を売って現金化したい」と考える人が多くなり、市場に出回る空き家は今後も増えると考えられます。

参考:「危険な空き家」税負担増、活用促進で歯止めを 法改正案を閣議決定|朝日新聞 DIGITAL

空き家の探し方を知ろう

ここからは空き家の探し方を紹介していきます。

空き家の探し方には、以下のような方法があります。
空き家の探し方

  • 空き家バンク
  • 不動産ポータルサイト
  • 地元の人や不動産会社
  • 各自治体の空き家募集ページ
  • 空き家の探し方|空き家バンク

    「空き家バンク」とは、自治体や民間企業が主体となって空き家の情報を提供しているサービスのことです。

    所有している空き家を貸したい人や、売りたい人が登録し、空き家バンクを介して自治体や民間企業が情報を提供しています。

    参考:長野市空き家バンク|長野県長野市

    空き家の探し方|不動産ポータルサイト

    不動産ポータルサイトは、SUUMOやアットホームなどのことで、不動産会社などが物件情報を掲載しているウェブサイトです。

    物件数も豊富で、物件情報も詳しく確認できるため、ほかの方法に比べて最も効率的かつより多くの空き家を探せる方法です。各種ポータルサイトで、無料の空き家や賃貸の空き家などが幅広く掲載されています。

    空き家の探し方|地元の人や不動産会社

    地元にある空き家を探したり、空き家のオーナーに直接交渉したりする探し方もあります。

    また、地域密着型の不動産会社や地元の物件情報に精通した不動産業者に「空き家を探している」ことを伝えるという方法も、地道ですが優良な物件が見つかる可能性があります。

    空き家の探し方|各自治体の空き家募集ページ

    自治体によっては、空き家バンク以外にも各自治体サイトに空き家の募集ページがあります。自治体の募集ページは利用者がそこまで多くないため、掘り出し物件や割安な空き家が見つかる可能性もあります。

    自治体の空き家購入やリフォームの支援制度を活用すると、とてもお得に空き家に移住できるかもしれません。

    参考:あまくさライフ|熊本県天草市

    空き家を探すなら不動産ポータルサイトを活用しよう

    いろいろな空き家の探し方をお伝えしてきましたが、最もおすすめしたい方法は不動産ポータルサイトの活用です。

    ここからは、具体的なポータルサイトとその特徴を紹介します。

    アットホームなら「割安な空き家」が見つかる

    割安な空き家を買いたい場合は、アットホームがおすすめです。なぜ、割安になるかというと、不動産会社の広告費が他の媒体に比べて安く、掲載のハードルが低いためです。

    自治体が運営する空き家バンクと提携したアットホームのサイトもあります。

    「掘り出し物件が見つかるかもしれない」不動産ジャパン

    不動産ジャパンは、不動産会社が加盟する4団体が運営するポータルサイトです。

    不動産会社の掲載料は無料であり、空き家情報掲載のハードルが低いです。また、そこまでメジャーではなく、見る人が少ないため、掘り出し物件が見つかる可能性があります。

    「個人間でのやり取りもある玄人向きな」空き家ゲートウェイ・家いちばなど

    そのほか、「空き家ゲートウェイ」「みんなの0円物件」「家いちば」なども活用すると、優良な空き家が見つかるかもしれません。

    ただし、個人間でやり取りする機会も多く、若干玄人向きな面がある点には注意しましょう。

    「空き家の売買実績が豊富な」空家ベースがおすすめ

    「空家ベース」は、空き家を売りたい人と買いたい人を繋ぐ、空き家に特化したポータルサイトです。

    これまでも数多くの空き家の売買をサポートしてきました。登録や掲載料は無料で、他の不動産会社や空き家バンクで売れなかった物件なども多数売買しています。全国各地で、空き家のほか、古民家や再建築不可物件なども取り扱っているため、「掘り出し物件を探している」「地方の空き家を買いたい」という方は、お気軽にお声がけください。

    「古家付き土地」という検索方法もある

    どれだけ探しても自分にぴったりの空き家が見つからない、という可能性もゼロではありません。

    そのようなときは、不動産ポータルサイトに限らず、検索条件を「土地」にして「古屋付き」で探してみるのもおすすめです。「建物がもう使えない」と不動産会社が判断して土地価格で売り出されている物件が見つかることがあります。

    仮に「古家付き土地」を購入して建物が使えなかったとしても、リフォーム・リノベーションをして賃貸物件として活用することも可能です。また、建物を解体して更地にした後、駐車場として収益化するという活用方法もあります。

    さらに、地方活性化や社会貢献にもつながることから、「再生された古民家空き家に住みたい」という買手や借手は増加傾向にあり、賃貸活用を希望する方にとっては追い風となっています。

    参考:築50年の空き家に入居者続々 空き家の新たな活用法とは?|NHK クローズアップ現代

    空き家探しにおける注意点

    空き家探しでは、以下のようなポイントに注意しましょう。

    ・空き家になっている理由がネガティブなものではないか
    ・空き家があるエリアに問題はないか(隣人トラブル、災害エリアなど)
    ・空き家となっている物件自体に問題はないか(設備、老朽化、シロアリなど)

    自身や家族で住むのであれば我慢すればやり過ごせるかもしれませんが、賃貸物件としての活用や将来的な売却を予定している場合は、借手や買手がつきにくくなるため、特に注意が必要です。

    空き家探しで見つけた物件を購入する前に考慮すべきポイント

    見つけた空き家の購入で失敗しないために、以下のポイントを十分に考慮しましょう。

    ・購入した空き家はすぐに売却できない
    ・無償譲渡や0円物件でも、贈与税や手続きにお金がかかる
    ・トラブル回避のため、個人間で契約せず、不動産会社や弁護士などに契約を見てもらう

    まとめ

    空き家の探し方は、大きく分類すると「空き家バンク」「不動産ポータルサイト」「地元の人や不動産会社」「各自治体の空き家募集ページ」の4つです。

    より多くの候補の中から、自分の希望条件にマッチする空き家を効率的に探したい方は、不動産ポータルサイトがおすすめです。

    そして、空き家探しでお困りの方や、空き家を買って再生したいという方は全国各地の空き家の豊富な売買実績を持つ「空家ベース」までお声がけください。

    TwitterやInstagramなどのSNSを通じて物件情報をイチ早く発信、公式LINEでは非公開物件情報を不定期で配信しているため、優良な掘り出し物件と巡り合えるかもしれません。

    登録料は無料です。自分にぴったりの空き家探しをご希望の方も、「どんな空き家があるのか気になる」という方も、お気軽に利用いただけます。