コラム
再建築不可

再建築不可物件を新築そっくりさんでリフォームしよう!特徴やメリット・デメリットを詳しく解説!

空家ベース編集部

所有している物件が再建築不可物件の場合、物件を取り壊して更地にしても新しい物件を建てることができません。継続して同じ物件に住み続けたい場合は、リフォームを行っていく必要があります。

そこで今回、おすすめしたいのが「新築そっくりさん」というリフォームサービスです。新築そっくりさんがどのようなリフォームサービスなのか、メリット・デメリットと合わせて詳しく解説していきます。

再建築不可の物件を所有されている方は、ぜひ最後までご覧になってください。

再建築不可物件必見!新築そっくりさんとは?

再建築不可物件必見!新築そっくりさんとは?

再建築不可の物件を所有されている方に、ぜひ活用して欲しいサービスが「新築そっくりさん」です。新築そっくりさんがどのようなサービスなのか、詳細を確認していきましょう。

新築そっくりさんとは?

新築そっくりさんとは、大手不動産会社の住友不動産が提供するオーダーメイドリフォームサービスです。戸建て住宅・マンションいずれのリフォームにも対応しています。間取り変更や耐震補強、リノベーションなど各種リフォームをオーダーメイドで組むことが可能です。中古物件でもまるで新築のようにリフォームすることができる点も、新築そっくりさんの特徴になります。

新築そっくりさんの会社概要

前述した通り、新築そっくりさんは大手不動産会社の住友不動産によって経営されています。下記、住友不動産の会社概要です。

会社名 住友不動産株式会社
設立 1949年12月1日
本社所在地 東京都新宿区新宿二丁目4番1号(新宿NSビル)
代表取締役社長 仁島 浩順
従業員数 13,040名(2022年3月31日現在・連結)
売上高 939,430百万円(2022年3月31日現在・連結)
資本金 122,805百万円(2022年3月31日現在)
業務内容 ・ビルの開発・賃貸
・マンション・戸建住宅の開発・分譲
・宅地の造成・分譲
・海外不動産の開発・分譲・賃貸
・建築土木工事の請負・設計・監理
・不動産の売買・仲介・勘定 など

住友不動産は、マンション・戸建住宅の開発や分譲、ビル開発、宅地の造成など不動産領域の事業を幅広く展開しています。不動産業界を代表する大企業です。新築そっくりさんは、住友不動産が展開しているサービスという面からも、非常に信頼できるリフォームサービスといって良いでしょう。

再建築不可でも新築そっくりさんは利用できる?

再建築不可でも新築そっくりさんは利用できる?

再建築不可物件のリフォームでも、新築そっくりさんは利用可能です。ただし、利用の際には注意点がいくつかありますので、それぞれ確認していきましょう。

建築確認申請を伴わないリフォームは可能

新築そっくりさんでは、建築確認申請を伴わないリフォームであれば再建築不可でもリフォーム可能となっています。建築確認申請とは、リフォーム工事などを行う前に特定行政庁もしくは確認検査機関に対して設計図書を提出して、建築基準法に適合しているかどうか確認を受けることです。

建築確認申請は、建築基準法第6条に規定されています。建築確認申請が必要な物件にも関わらずに申請を行わないと、違法行為となってしまうので注意が必要です。

建築確認申請の要件

物件を建築したりリフォームする際は、基本的に建築確認申請が必要です。ただし、下記の要件に当てはまる建築物に関しては、建築時・リフォーム時の確認申請が不要となります。

  1. ①都市計画区域外、準都市計画区域外、準景観地区外、都道府県知事が関係市町村の意見を聴いて指定する区域外の地域で、以下のいずれにも当てはまらない建築物
    • 建築基準法 別表第一(い)欄に掲げる用途に供する特殊建築物で、その用途に供する部分の床面積の合計が100㎡を超えるもの
    • 木造の建築物で3以上の階数を有し、又は延べ面積が500㎡、高さが13m若しくは軒の高さが9mを超えるもの
    • 木造以外の建築物で2以上の階数を有し、又は延べ面積が200㎡を超えるもの
  2. ②建築基準法6条4号建築物の大規模な修繕・模様替え
  3. ③防火地域、準防火地域外において、増築、改築又は移転に係る部分の床面積の合計が10㎡以内である場合

細かく条件が規定されていますが、大規模な住宅でなければ建築確認申請を行わなくてもリフォームが可能です。保有する物件が確認申請不要な条件を満たしているか、事前に不動産会社に相談して確認してもらうことをおすすめします。

再建築不可物件のリフォームや増築についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

再建築不可物件のリフォームや増築はできるのか?範囲や注意点を詳しく解説。

増築と改築の違いとは?

リフォームを行う際に混同しやすいのが、「増築」と「改築」の違いです。どちらも既存の物件をもとにしてリフォームを行う点は同じですが、リフォームの内容面で違いがあります。

まず増築とは、既存の物件の床面積を増やすリフォームを指します。たとえば、1階建ての家を2階建てにしたり、敷地の中に新しい建物をつくることは増築に該当します。

これに対して、改築とは床面積を変えずにリフォームを行うことです。建物の一部を壊して新しく建物をつくったり、間取りを変更することは改築にあたります。

増築・改築のどちらのリフォームに該当するかで、費用や工事期間も異なってきます。一般的には増築の方が費用が高くなる傾向にありますが、大規模な改築となると増築以上に費用がかかるケースも少なくありません。

新築そっくりさんのメリット・デメリット

新築そっくりさんのメリット・デメリット

次に新築そっくりさんのメリット・デメリットについて確認していきましょう。

新築そっくりさんのメリット

新築そっくりさんのメリットとして、戸建てリフォームからマンションリフォームまで、幅広いリフォームに対応している点が挙げられます。これまで全国の物件を対象に様々なリフォームを手掛けてきた実績があるので、安心してリフォームを任せることが可能です。

また新築そっくりさんでは、リフォームしたい箇所が明確な方に向けて「リフォームパックシリーズ」を提供しています。水回り・屋根・外壁塗装など各種リフォームの見積りをすぐに出してもらうことが可能です。リフォーム工事も早いスケジュールで行える点、リフォームパックシリーズのメリットになります。

新築そっくりさんのデメリット

新築そっくりさんのデメリットとして、リフォーム費用が高額になりやすい点が挙げられます。不動産業界トップの住友不動産が提供するリフォームサービスである分、リフォーム費用はそれなりに高額になってしまいます。

リフォームの質・信頼性では申し分ありませんが、小規模なリフォームであればあえて新築そっくりさんを利用しなくても良いかもしれません。

見積もりを依頼してみて、高額になるようであれば別の方法を検討しましょう。

再建築不可で売れない不動産は空家ベースに相談!

再建築不可で売れない不動産は空家ベースに相談!

再建築不可の物件は、新築そっくりさんを活用することでリフォームすることが可能です。継続して同じ物件に住みたい場合は、新築そっくりさんを使ってリフォームすることをおすすめします。

ただ、再建築不可物件を早く売却したいと考えている方もいらっしゃると思います。再建築不可物件は通常の物件と比べて売り手が見つかりにくいため、中々売却が決まらないケースも少なくありません。

そこでぜひ活用して頂きたいのが「空家ベース」です。空家ベースは、空き家を売りたい人・再生したい人を繋ぐポータルサイトです。空家ベースに物件情報を登録頂くことで、全国から買い手を募ることができます。

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再建築不可物件を売却したい方は、ぜひ空家ベースを活用してみてください。