コラム
契約手続き

不動産売買契約時に買主の必要書類は?

空家ベース編集部

本人確認書類

運転免許証、パスポートなど、本人であることを証明するために必要です。

実印

不動産売買契約書に押印するために必要です。

印鑑証明書

3ケ月以内に発行したもの。実印であることを証明するために必要です。共有物件の場合は買主となる全員の実印が必要です。

収入印紙

不動産売買契約書に貼付するために必要です。通常契約書は売主と買主の保管分で1部ずつ作成されるため、通常は1枚用意すれば足ります。印紙の額は、契約書に記載された物件の売却価格により変わります。

売却価格 印紙代
500万円を超え〜1,000万円以下のもの 5,000円
1,000万円を超え〜5,000万円以下のもの 10,000円
5,000万円を超え〜1億円以下のもの 30,000円
1億円を超え〜5億円以下のもの 60,000円

手付金

買主が購入する明確な意思を示すものとして必要です。金額は事前に双方の合意で決めるものの、売買代金の1割程度が一般的です(※売主が宅地建物取引業者の不動産会社である場合は売買価格の20%が上限となります)。

万が一、どちらかの都合で契約解除する場合、買主は支払った手付金を放棄することに、売主は受領した手付金を倍にして返還することと定められています。

仲介手数料の半金

不動産会社にもよりますが、売買契約締結時に仲介手数料の半額・物件引渡時に残りの半額を支払うのが一般的です。支払いは振込で行う場合もあれば、買主から受領する手付金から差し引かれる場合もあります。

なお、この手数料には上限が定められており、最大でも以下の表の額以上は発生しません。

取引物件価格(税抜) 仲介手数料の上限
400万円超 取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税
200万円~400万円以下 取引物件価格(税抜)×4%+2万円+消費税
200万円以下 取引物件価格(税抜)×5%+消費税