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空き家マッチングのメリット・デメリットは?サイト3選とおすすめの物件購入方法も解説

空家ベース編集部

空家を活用するためには希望者が物件を検索しやすい仕組みが大切であることから、自治体や多くの企業が所有者と買い手を繋ぐマッチングサイトを運営しています。
空き家活用を希望する人はこうしたマッチング制度やマッチング事業に希望の条件を登録することで物件情報を入手することができ、スピーディーに取引することが可能です。 また地域によっては自治体から補助金がでるケースもあります。
その一方で、空き家マッチングサービスには「手間がかかる」「トラブルになりやすい」といった注意点もあります。
この記事ではこうした空き家マッチングサービスを利用する際のメリットとデメリットについて解説します。

この記事でわかること

  • 空き家マッチングの概要
  • 空き家バンクと空き家マッチングとの違い
  • 空き家マッチングのメリットとデメリット

空き家マッチングとは

空き家マッチングを利用するためにはどのようなサービスであるのかを理解しておく必要があります。
この章では空き家マッチングの概要について、解説します。

空き家を手放したい人と活用したい人をマッチングするサービス

老朽化した空き家を放置していると倒壊や火災のリスクを抱えることになりますが、このような空き家は年々増加しています。こうした問題を解決するために、「空き家を手放したい人と活用したい人をマッチング」するのが空き家マッチングサービスです。
売主が所有している物件の概要や画像などの情報を自分で掲載し、空き家の購入を希望したい人と直接やりとりをすることで効率よく空き家の取引ができる仕組みとなっています。
またサイトによってはトップページで物件を検索し物件情報をPDFでダウンロードできたり電話でサポートを受けられるという特徴があり、空き家を流通させる上で有効なサービスとして注目されています。

空き家バンクと空き家マッチングサイトの違いは?

空き家マッチングサイトとよく似た仕組みで「空き家バンク」がありますが、運営している団体と内容が異なります。
この章ではそれぞれの特徴について解説します。

空き家バンクは自治体が運営

空き家バンクは一般企業ではなく各自治体が運営しています。空き家物件の情報を自治体が運営するWebページなどで発信する仕組みです。
売買や契約などのやり取りは空き家の持ち主と、購入を希望する当事者同士が直接行うか、自治体と提携している不動産会社が担当します。
当事者同士でやり取りが完了する場合は仲介手数料はかかりません。不安な場合は物件購入に関する交渉などを不動産会社に任せることが可能ですが、その場合には仲介手数料がかかります。

自治体が運営しているため、売主にとっては積極的な営業などは期待できないのがデメリットです。

空き家マッチングサイトは一般企業が運営

空き家バンクは自治体が運営しているのに対し、空き家マッチングサイトは一般企業が運営しています。
多くは売主と買い手が直接売買するため、仲介手数料がかかりません。
サイトによって、100円・100万円均一の安い物件に特化したものや、入札形式のものなど特徴があります。おすすめのサイトは後述しますので参考にしてください。

不動産売買は専門的な取引ですので不安を感じる場合もあるでしょう。サービスによっては契約書や取引の流れなどについてサポートを受けられるものもあります。ただし費用がかかる場合もあるため、事前に確認が必要です。

空き家マッチングサイトを利用するメリットは?

この章では空き家マッチングサイトを利用する際のメリットについて解説します。
これから空き家の購入を検討している人は、参考にしてください。

メリット①交渉次第で安く購入できる可能性がある

不動産会社を介さず直接売主と交渉できる空き家マッチングサイトは、売主と条件が合意すればどのような契約内容での取引も可能です。
また仲介手数料もかからないケースがほとんどのため、初期費用を抑えられるという点もメリットといえます。
そのため空き家を購入してリフォームし、賃貸にだすことを検討している投資家に人気です。

メリット②掘り出し物件が見つかることがある

空き家マッチングサイトは所有者が自由に掲載して物件情報を公開するため、不動産会社が把握していない物件も数多く登録されています。
こうした仕組みによって買い手は掘り出し物件を見つけることもできることから、定期的に空き家マッチングサイトを閲覧する人も多いです。

メリット③不動産投資用物件に関する知識がつく

空き家の購入を検討することで様々な知識を習得することができ、その結果不動産投資に関連する知識を増やすことができます。
つまり空き家マッチングサイトには投資に関する情報が多く詰め込まれているといえ、不動産投資に関するノウハウや流れを知りたい人におすすめです。
このことからもこれから不動産投資をスタートする人にとってもメリットが大きく、おすすめのサイトです。

空き家マッチングサイトを利用するデメリットは?

空き家マッチングサイトにはメリットだけでなくデメリットもあるため、注意が必要です。
この章では空き家マッチングサイトのデメリットについて解説しますので、前述したメリットと合わせて参考にしてください。

デメリット①やり取りに手間と時間がかかる

不動産会社が仲介せず売主と直接やり取りすることになるため、売主によってはやり取りに手間と時間がかかってしまうというデメリットがあります。
そのため良い物件を見つけたとしても買えるのかどうかが分からず、物件購入の計画が遅れてしまうこともあります。

デメリット②トラブルになりやすい

空き家マッチングサイトは売主と買い手が直接取引することになりますが、宅建業者である不動産会社が仲介していない不動産売買は宅地建物取引業違反になることもあり、注意が必要です。
また法律違反していない場合でも当事者間で行き違いや勘違いがあり、その結果トラブルが発生し契約が破棄となる可能性もゼロではありません。
このように、不動産のプロが介入しないことでトラブルが起きやすいという点はデメリットです。

デメリット③専門家のアドバイスがないとリスクを正確に把握できない

不動産のプロがいないことで、契約不適合責任の有無や契約の解除条件、司法書士などの手配についてアドバイスを受けることができません。
また、空き家には空き家特有のリスクがあります。建物の状態を正しく判断しなければリフォーム・修繕費用の見積もりを誤る可能性がありますし、建築基準法による制限で再建築不可の場合もあります。
このように、空き家を売買することのリスクを正確に把握することができないことは大きなデメリットといえます。

人気の空き家マッチングサイト3選

この章では人気の空き家マッチングサイトを紹介します。

みんなの0円物件

みんなの0円物件は0円でもいいから空き家を手放したい人を支援しているサイトで、無償譲渡の物件が数多く登録されています。エリアによっては家屋だけ0円で土地の購入費用がかかる物件もありますが、それでも格安で物件を手に入れることができます。そのため日本だけでなく海外の投資家もチェックしているサイトとなっています。

家いちば

家いちばのトップページには売主が投稿した多くの物件が公開されており、手放す理由などを確認しながら購入の検討を進めることができます。また実際に家いちばを利用して売買した人の感想もアップされていることから、安心して空き家を購入したい人におすすめです。これ以外にも空き家購入に関連する「悩み相談コーナー」も設置されていることから、空き家を購入した人が注意していたポイントを把握しつつ判断できるという特徴があります。

空き家ゲートウェイ

空き家ゲートウェイの特徴として100万円均一の物件が数多く公開されているという点があり、予算を100万円以下に限定して物件捜索する人に向いている空き家マッチングサイトです。HPも明るく視認性が高いためスマートフォンでも気軽に閲覧することができ、隙間時間に物件収集したい人に向いています。また成約の流れや質問コーナーも設置されているため、空き家購入に必要な情報を全て確認できるサイトといえます。

空き家の売買は空家(ソライエ)ベースがおすすめ!

空き家マッチングサイトは掘り出し物が見つかる可能性があるというメリットがある一方、売主とのやり取りや交渉に手間がかかったり、売買契約や空き家特有のリスクによるトラブルが起きやすいというデメリットがあります。
このようなデメリットが嫌だ、不安だという方には空家ベースがおすすめです。空家ベースは不動産事業にチャレンジしたい人や、地方に空き家を買って移住したい人に日本全国の空き家を紹介するポータルサイトです。これまで1000件以上の空き家取引に携わる中で、物件の状態、契約状況、法的な制限、リスクなど非常に難しい状況の物件を多数経験してきました。どんな物件でも空き家ベースならメリット・デメリットを明確にしてご提案が可能です。他社では扱えないような物件も取り揃えておりますので、購入できる空き家の選択肢が非常に多いのが特徴です。
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