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はじめての不動産投資を成功へ導く!初心者向けチェックリスト

空家ベース編集部

不動産投資を始めるうえで重要なのは、冷静に確認すべきポイントを整理する姿勢です。特に初心者の方は、物件選びや資金計画、契約手続きなど、何から着手すれば良いか迷う場面が多いのではないでしょうか。
そこで役立つのが、各ステップでやるべきことを明確にした「不動産投資チェックリスト」です。物件購入前の準備から、購入後の運用・管理まで、確認すべきポイントを事前に把握しておくことで、失敗を防げます。
本記事では、不動産投資を成功に導くためのチェックリストをわかりやすく解説します。投資初心者の方でも安心して実践できるよう、資金計画や物件調査、不動産会社選び、リスクへの備えまで、各フェーズでの要点を具体的に紹介します。

この記事でわかること

  • 不動産投資の準備から運用まで、各フェーズで確認すべきチェックリスト
  • 信頼できる不動産会社を見極めるための判断ポイント
  • 空室や金利上昇など、主要リスクへの具体的な対策方法
  • 初心者が陥りやすい失敗例と、事前に回避するためのチェック項目
  • 成功率を高めるための資金計画の立て方と出口戦略の考え方

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不動産投資チェックリストの重要性

不動産投資は数千万円規模の資金が動く、大きな意思決定を伴う分野です。安定した家賃収入や将来的な資産形成といったメリットがある一方で、知識や準備が不十分だと、大きな損失につながるリスクもあります。
こうしたリスクを避けるために役立つのが、「不動産投資チェックリスト」です。投資前の準備、物件購入、管理運営、そして出口戦略まで、それぞれの段階で確認すべき事項を整理することで、抜け漏れのない判断が可能になります。
たとえば、利回りが高く魅力的に見える物件であっても、建物の老朽化や周辺環境、将来の修繕費といったコストを見落とせば、想定よりも収益が伸びないケースもあります。チェックリストに沿って一つずつ確認すると、冷静かつ客観的な判断ができるようになります。
さらに、不動産投資は購入後も継続的な判断が求められます。賃貸管理や修繕、将来的な売却など、多くの局面で「事前準備の差」が明暗を分けます。投資の全体像を見渡しながら進められるチェックリストは、安定した運用を続けるための実践的な指針となります。

不動産投資の準備段階と目標設定

不動産投資を成功させるには、いきなり物件探しを始めるのではなく、最初に「目的」と「資金計画」を立てましょう。目的が曖昧なままでは、判断基準がぶれやすく、無理な投資につながるリスクもあります。

投資目的・資金計画の策定

まずは、「なぜ不動産投資をしたいのか」を明確にしましょう。目的に応じて、選ぶべき物件やエリア、運用方針が変わってきます。

・老後資金の確保:長期で安定した家賃収入を重視
・副収入の確保:月々のキャッシュフローを優先
・保険代わりの活用:団体信用生命保険の活用で保障機能を兼ねる
・節税やインフレ対策:不動産の資産保全性を活用

目的が定まったら、次に資金計画を立てます。不動産購入には、以下のような初期費用がかかります。

・頭金:物件価格の1〜2割
・諸経費:物件価格の5〜8%(登記費用、仲介手数料、火災保険など)

たとえば、2,000万円の物件を購入する場合、頭金200〜400万円、諸経費100〜160万円が目安です。合計で300〜560万円ほどの自己資金が必要になります。
また、借入可能額も重要な指標です。年収や勤務先、他の借入状況によって金融機関の評価は変わるため、早い段階で銀行に相談し、融資の目安を把握しておきましょう。

無理のない返済計画とリスク許容度

不動産投資ではローンを組むケースが多いため、返済計画の立て方が将来の運用を左右します。金融機関のシミュレーションだけで安心せず、自らリスクを想定して計画を立てる姿勢が大切です。
以下のような視点で確認しておきましょう。

・家賃収入から経費(管理費、税金、修繕費など)を差し引いた手残りはいくらか
・1〜2ヶ月の空室が発生しても返済は続けられるか
・金利が1〜2%上昇した場合、返済額はどの程度増えるか(ストレステスト)

【例】
月の返済額が10万円、金利が1%上昇すると月々の返済が約8,000円増加(=10万8,000円)となります。

事前に試算しておくことで、無理のない範囲を見極めやすくなります。
さらに、自分自身がどのくらいのリスクを許容できるか(たとえば、月にどのくらいのマイナスまでなら我慢できるか)を明確にしておくと、冷静な判断を続けやすくなります。

物件探しで押さえておきたい基本チェック項目

資金計画が整ったら、次は物件選びです。長期にわたって安定した収益を得るためには、表面的な利回りだけでなく、立地や建物の状態、将来の維持コストまで含めた総合的な視点が欠かせません。
ここでは物件選びの際に必ず押さえておきたい基本的なチェックポイントを具体的に紹介していきます。

立地と周辺環境の調査

物件の価値を大きく左右するのが「立地」です。とくに賃貸需要に直結する以下のポイントを重視しましょう。

・最寄り駅から徒歩10分以内かどうか(アクセスの良さは空室リスクの低下に直結)
・都心部や主要エリアへの通勤アクセス(所要時間と乗り換え回数)
・スーパー、病院、学校など、生活インフラの充実度
・昼夜の治安や街の雰囲気(現地での確認が必須)
・将来的な再開発や人口動態(人口増加傾向にあるか)

単身者向け物件なら駅近や飲食店の充実が重視され、ファミリー向けなら教育環境や治安が重要視されます。想定する入居者像に合わせて判断しましょう。

物件の築年数・構造・設備

次に確認すべきは建物の状態です。見た目が綺麗でも、構造や設備に問題があると後々コストがかさむ可能性があります。

・築年数:1981年6月以降に建築された「新耐震基準」の物件が安心
・構造:RC造やSRC造は耐用年数が長く遮音性・耐火性に優れる(木造はコストが安い)
・管理状態:共用部の清掃状況、ゴミ置き場の使われ方などに注目
・修繕計画:マンションなら管理組合の修繕積立金や長期計画の有無を確認
・主要設備:給排水管、エアコン、給湯器の交換時期、ネット環境など

古い物件を狙う場合は「安く買える代わりに修繕コストが必要」と割り切ったうえで、修繕費を見込んだ予算設定が欠かせません。

想定家賃と利回りの試算

利回りは不動産投資の収益性を測る重要な指標です。単に「高い利回り」だけを追うのではなく、現実的かどうかを見極める視点が欠かせません。

・表面利回り=年間家賃収入 ÷ 物件価格 × 100
・実質利回り=(年間家賃収入−年間諸経費)÷(物件価格+購入時諸経費)×100

【例】
物件価格1,800万円、家賃月8万円、年間諸経費20万円の場合:
表面利回り=(8万円×12ヶ月) ÷ 1,800万円 × 100 = 約5.3%
実質利回り=(96万−20万) ÷ (1,800万+諸経費) ≒ 約4%

また、家賃相場の確認も重要です。不動産会社の提示額ではなく、インターネット上の賃貸情報検索サイトで周辺の類似物件を調べ、相場から外れていないかを確かめましょう。

物件価格と諸経費の内訳

物件の価格以外にも、購入時にはさまざまな費用がかかります。資金計画の段階で総額を把握しておくと、資金不足を防げます。

・仲介手数料:売買価格の3%+6万円+消費税(上限)
・登記費用:司法書士への報酬+登録免許税
・印紙税:売買契約書への印紙代(数千〜数万円)
・不動産取得税:物件取得後に一度だけ発生する税金
・ローン関連費:融資手数料、保証料、火災保険料など

これらの諸費用は、物件価格の5〜8%が目安です。
たとえば2,000万円の物件を購入するなら、諸経費だけで100〜160万円がかかる計算になります。
総費用をもとに、融資額+自己資金で無理のない予算組みを行いましょう。

不動産投資会社・パートナー選びのためのチェックリスト

物件選びと同じくらい大切なのが、不動産会社の選定です。特に初心者にとっては、信頼できるパートナーの存在が、投資の成否を大きく左右します。
表面的な対応の良さだけで判断せず、会社の基盤やサポート体制までを見極める視点が重要です。

資本金や経営基盤の安定性

信頼できる会社かどうかを見極めるには、会社情報を丁寧に確認する必要があります。

・宅建業免許の「番号」を確認:
(◯)内の数字は更新回数。更新回数が多いほど、長く営業している会社である可能性が高まります。
・会社設立年や取引実績:
長年営業している会社は、それだけ取引件数やノウハウも蓄積されています。
・資本金の規模:
数百万円程度の小規模業者より、1,000万円以上など資本金が大きい会社の方が経営の安定性が見込めます。
・ホームページの充実度 :
会社概要やスタッフ紹介、過去の取引事例などが掲載されているかも重要な判断材料です。

不安があれば、国土交通省の「宅建業者検索システム」などで、正規の業者かどうかを確認しましょう。
【参考:国土交通省 | 宅地建物取引業者 検索

アフターフォロー・サポート体制

購入後の賃貸運用こそが、不動産投資の本番です。契約時だけ親切でも、購入後は連絡が取れないような会社では安心して任せられません。
以下のようなポイントをチェックしておきましょう。

・賃貸管理の対応範囲:
入居者募集、家賃回収、クレーム対応、更新手続きなど、どこまで任せられるか確認します。
・管理手数料の水準:
一般的には家賃の5%前後。内容と料金のバランスを比較しましょう。
・空室時の対応力 :
広告方法(ポータルサイト・地元業者の連携)、提案力、空室保証の有無など。
・担当者の対応姿勢 :
デメリットも正直に説明してくれるか、強引に契約を迫らないか。誠実さを見極めることが大切です。

可能であれば、複数の不動産会社に相談し、担当者の説明内容や提案力を比較して判断しましょう。
「長く付き合えるか」という視点で選ぶのが、不動産投資における重要な戦略のひとつです。

リスクヘッジのための必須チェック項目

不動産投資には、空室や修繕費、家賃滞納、金利変動など、さまざまなリスクが伴います。 物件を購入しても、想定外のトラブルで収支が悪化してしまうと、投資自体が苦しいものになりかねません。
ここでは、不動産投資における代表的な4つのリスクと、それぞれに対する具体的な対策を解説します。

空室・家賃下落への対策

安定した家賃収入を得るには、継続的に入居者が確保できる物件を選び、空室や賃料の下落を防ぐ工夫が必要です。
対策のポイントは、以下の4つです。

・賃貸需要の高い立地を選ぶ:
駅や商業施設に近く、生活利便性が高いエリアは、入居者が集まりやすい傾向にあります。
単身者向けなら駅近、ファミリー向けなら学校やスーパーの有無が重要です。
・適正な家賃設定を行う:
類似物件と比べて家賃が高すぎると、空室が長期化する原因になります。 事前に周辺相場を調べ、競争力のある価格に調整しましょう。
・物件の魅力を維持する :
共用部の清掃や設備のメンテナンスを怠らず、内見時の印象を良く保つことで、入居率向上につながります。
・信頼できる管理会社を選ぶ:
空室対策に強く、積極的に集客・広告を行ってくれる管理会社をパートナーにしましょう。

空室が続くとキャッシュフローが大きく崩れます。立地・家賃・管理体制の3点をしっかり整えることが重要です。

修繕・災害リスクの備え

物件は年月とともに老朽化し、どこかのタイミングで必ず修繕が必要になります。 さらに、地震や台風などの自然災害も避けられません。
修繕や災害のリスクに備えるために、以下のように備えておきましょう。

・長期修繕計画を立てておく:
マンションであれば管理組合の計画内容を確認し、積立金の状況もチェックします。 戸建ての場合は、外壁塗装・屋根・給排水設備などの修繕費用を10〜20年単位で見積もり、定期的に積み立てておくと安心です。
・火災保険・地震保険に加入する:
万が一に備えて、火災・水災・風災・地震をカバーする保険に加入しましょう。 火災保険は融資の条件として必須になることもあります。
・ハザードマップでリスクを確認する:
購入予定の物件が浸水・土砂災害などのエリアに該当していないか、自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

突発的な支出は避けられませんが、前もって把握し、備えておくことで慌てず対応できます。

家賃滞納リスクの回避術

入居者がいても、家賃が支払われなければ収入は得られません。 家賃滞納は表面化しにくい問題ですが、投資全体の収益性を大きく損なうリスクとなり得ます。
以下の対策で、事前に回避しておきましょう。

・入居審査の基準を確認する:
勤務先、収入、過去の滞納履歴などを管理会社がどの程度チェックしているか、事前に確認しておくと安心です。
・家賃保証会社の利用を徹底する :
万が一滞納が発生した場合でも、保証会社が立て替え払いをしてくれます。 多くのオーナーが家賃保証の仕組みを導入しており、現在では一般的な対策となっています。
・早期対応でリスクを最小限に抑える:
家賃の支払いが期日を過ぎても入金されない場合には、早めに入居者へ連絡を取り、状況を確認しましょう。初期対応を徹底すれば、滞納リスクの深刻化を防げます。

信頼できる入居者を確保するには、管理会社任せにせず、オーナー自身も仕組みを理解しておく必要があります。

金利上昇リスクと返済計画

多くの不動産投資ローンは変動金利型で組まれます。 金利が上昇すると毎月の返済額も増えるため、長期的な資金計画が欠かせません。
金利リスクへの備えとして、以下の点を押さえておきましょう。

・ストレステストを実施する:
仮に金利が1〜2%上昇した場合でも返済が可能かどうか、毎月の返済額とキャッシュフローの変化を試算しておきましょう。
【例】
借入額2,000万円/期間35年/金利1.0% → 月返済:約56,000円
→ 金利2.0%に上昇 → 月返済:約66,000円(約1万円の増加)
・固定金利も選択肢に含める:
不安が強い方は、全期間固定や10年固定などのローン商品も検討する価値があります。
・繰り上げ返済で元本を減らす:
キャッシュフローに余裕があるタイミングで繰り上げ返済すれば、金利上昇の影響を抑えられます。

返済計画に余白を持たせておくと、不測の事態にも慌てずに済みます。

契約締結から運用フェーズにかけてのチェックリスト

物件が決まり、融資の目処も立ったら、いよいよ売買契約と引き渡しへと進みます。
しかし契約手続きに進む段階でも、重要な確認事項が数多くあります。契約内容をよく理解せずに進めると、トラブルや予期せぬ費用の発生につながる可能性があります。
ここでは、契約から引き渡し、保険加入までに必要なチェックポイントを詳しく解説します。

重要事項説明書と契約書の確認ポイント

契約前には、宅地建物取引士から「重要事項説明書」の読み合わせがあります。
専門用語が多く難解に感じるかもしれませんが、不明点をあいまいにせず、納得できるまで確認する姿勢が大切です。
とくに注意すべき項目は以下のとおりです。

・登記記録(権利関係):
所有権に問題がないか、抵当権などの権利が残っていないか確認します。
・法令上の制限:
建築基準法や都市計画法により、再建築や増改築に制限がないかを確認しましょう。
「再建築不可」の物件は、将来の資産価値に大きな影響を与えるため要注意です。
・私道の権利と負担:
接道が私道の場合、通行や工事に関して承諾が必要なケースがあります。費用負担の有無もあわせて確認します。
・設備の状態:
エアコン、給湯器などの設備に不具合がないか、修理や交換の費用負担者は誰かなど、細かく確認しましょう。
・契約不適合責任:
引き渡し後に発見された不具合について、売主がどこまで責任を負うのか、期間や範囲を必ず確認しておきましょう。

分からない言葉があれば重要事項説明の時点で質問し、納得できないまま署名・捺印しないようにしましょう。

物件引き渡しと保険加入の手続き

契約が完了し、融資実行の段階まで進んだら、最終的に残代金の決済と物件の引き渡しを行います。
引き渡し直前で確認漏れがあると、トラブルにつながる可能性もあるため、以下の点を確実にチェックしましょう。

・最終内覧で状態を確認する:
契約時と物件の状態に差がないか、不要な家具や残置物が撤去されているかを確認します。
引き渡し前に再内覧の時間を確保して、最終確認を行いましょう。
・登記手続きを依頼する:
所有権移転登記は司法書士に依頼して行います。必要書類(住民票、印鑑証明書など)は事前に揃えておきましょう。
・鍵の受け取り:
すべての手続きが完了後、物件の鍵を受け取ります。鍵の受け取りと同時に、正式にオーナーとしての責任が始まります。
・火災保険・地震保険に加入する:
ローン利用時は火災保険への加入が必須です。引き渡し日に保険が開始されるよう、早めに手続きを進めましょう。
また、地震リスクにも備えられるよう地震保険の加入もあわせて検討しましょう。

これらのステップを一つずつ丁寧に確認すれば、運用開始までをスムーズに進められます。

初心者が陥りやすい失敗事例と回避策

不動産投資には大きな可能性がありますが、知識や準備が不十分なまま始めると、思わぬ失敗を招くリスクがあります。
ここでは、特に初心者が陥りやすい失敗事例を挙げ、回避するためのチェックポイントを解説します。

失敗事例1:高利回りの数字だけに惹かれて地方の築古物件を購入してしまう

回避策チェックリスト:
・投資対象エリアの人口は減少していないか?
・将来的な賃貸需要は見込めるか?
・大規模な修繕がすぐに必要になる可能性はないか?
・修繕履歴を確認したか?
・融資を受ける金融機関は見つかるか?(法定耐用年数超えの物件は融資が難しい)
・出口戦略(将来売却できる可能性)は描けているか?

失敗事例2:不動産会社の「サブリース契約だから安心」という営業トークを鵜呑みにする

回避策チェックリスト:
・契約書に「家賃は定期的に見直す」という条項はないか?
・将来の家賃減額リスクを理解しているか?
・免責期間(空室が発生しても家賃が支払われない期間)は設定されていないか?
・契約解除の条件はオーナー側にとって不利になっていないか?
・サブリースに頼らず、自身で賃貸経営した場合の収支シミュレーションと比較検討したか?

失敗事例3:購入後のキャッシュフローばかりを気にして、出口戦略(売却)を全く考えていない

回避策チェックリスト:
・5年後、10年後に購入予定の物件をいくらで売却できそうか、概算でも試算しているか?
・売却時の税金(譲渡所得税)について理解しているか?(所有期間5年超で税率が下がる)
・ローンの残債が売却価格を上回る「残債割れ」のリスクはないか?
・売却益(キャピタルゲイン)と家賃収入(インカムゲイン)のどちらを重視する投資なのか、方針は明確か?

これらの失敗に共通するのは、「自身のチェックリストを持たず、相手任せで進めてしまう点」です。
不動産会社の提案や営業トークに流されることなく、常に自身の基準で情報を精査し、判断する習慣が、不動産投資を成功させるうえで欠かせません。

運用中の定期メンテナンスと管理業務チェック

不動産投資は、物件を購入して終わりではありません。購入後の運用フェーズこそが、投資の成否を分ける重要な期間です。安定した家賃収入を継続的に得るためには、物件の状態を良好に保ち、賃貸管理業務を適切にコントロールする必要があります。
ここでは、運用中に定期的に行うべきメンテナンスと管理業務のチェックポイントを解説します。

毎月・毎年の資金繰りモニタリング

健全な不動産経営の基本は、お金の流れを正確に把握することです。感覚的な管理ではなく、数字に基づいたモニタリングを習慣化しましょう。

月次収支の確認
・家賃は期日通りに入金されているか?
・管理会社への管理委託料、ローン返済、その他の経費はいくらか?
・毎月のキャッシュフロー(手残り)はプラスになっているか?
年次収支の確認
・年間の家賃収入と総経費はいくらか?
・ 固定資産税・都市計画税の納税は完了したか?
・火災保険料などの年払い経費を計上したか?
・確定申告の準備はできているか?(経費の領収書などを整理しておく)

これらの情報を一覧化し、計画通りの収支になっているかを確認します。もしキャッシュフローが悪化している場合は、原因を早期に特定し、対策を講じることが重要です。

入居者募集と賃貸管理会社への確認事項

賃貸管理の大部分を管理会社に委託している場合でも、オーナーとして主体的に関わり、業務状況を継続的に確認する姿勢が必要です。「任せきり」の状態は、空室の長期化や入居者トラブルの発生に繋がりかねません。

空室時のチェックポイント
どのような媒体(ウェブサイト、情報誌など)で入居者募集を行っているか?
物件への問い合わせや内覧の数はどのくらいか?
募集活動に関する定期的な報告(週次、月次など)はあるか?
長期化している場合、家賃や募集条件の見直しなど、管理会社からの改善提案はあるか?
入居中のチェックポイント
入居者からのクレームや要望は発生していないか?対応状況はどうか?
定期的な巡回や清掃は適切に行われているか?
更新時期が近い入居者へのアプローチは始まっているか?

優れた賃貸管理会社は、情報を積極的にオーナーへ報告し、物件の資産価値を維持・向上させるための提案をしてくれます。管理会社との良好なコミュニケーションを保ち、賃貸経営を行っていく姿勢が、長期的な成功の鍵となります。

まとめ

不動産投資は、事前の準備と計画、そして学びを続ける姿勢によって成功の確率を大きく高められます。
本記事で紹介したチェックリストは、投資目的の明確化や資金計画の策定から、物件選び、会社選び、リスクヘッジ、契約内容の確認、さらには運用後の管理に至るまで、投資家が冷静に判断を下すための指針となります。
利回りの高さだけに惑わされず、立地や建物の状態を客観的に評価し、信頼できるパートナーを選ぶことが安定した運用につながります。また、空室や修繕、家賃滞納、金利上昇といったリスクは必ず発生するものとして想定し、十分な備えが欠かせません。
空家ベースは、全国の空き家と投資家をつなぎ、物件探しを支援するプラットフォームです。公式LINEに登録すると、未公開や新着の物件情報を受け取り、価値ある投資機会を逃さずチェックできます。全国の空き家投資を検討している方は、ぜひ空家ベースをご活用ください。